日本の高校英語のレベルがすごい高い件について

この記事は2019年07月03日に公開されました。 情報が古い可能性があります。

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こんにちは、殿内(@tonoccho)です

オーストラリアで英語を学ぶことを当初の目標にワーホリに行きました。入学したときはレベル3からだったのですが、最終的にレベル5になりました。上から2番目のクラスです。俺・・・頑張った!とか思っていたんですが、授業でやっている内容って、「あれ、これ高校でやったやつじゃん」ということがほとんどでした。

高校ではあまり一生懸命勉強していたわけではないんですが、もしかして日本の高校英語って相当レベル高い?とか思ったので調べてみることにしました。

日本の英語教育の目指すところ

日本では公教育においては文部科学省が目標を設定しています。これを基準にまずは調べてみます。

中学校

まずは中学校から見ていきます。リンク先はPDFです。

中学校学習指導要領解説 外国語編

公立の学校はこれを踏まえてカリキュラムを作っているわけですが、まず中学校では英語について「第2節 英語、1 目標」で以下のように目標を設定しています。

  1. 初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。
  2. 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。
  3. 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする。
  4. 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くことができるようにする。

要は中学校での3年間で英語の基本的なことができるように、という目標を定めています。ちなみに、聞くこと、話すことについてはすでに小学校でやってるから「慣れ親しみ」とは書いていないそうです。

ではここで言う「初歩的な英語」とは何でしょうか?同署の「言語材料」というところで定義されていますが、ここまでしっかりできていると、文法に関してはほぼ網羅しているし、発音から綴り、綴から発音を予想することなんかもできるようになっているようです。

ちなみにここで規定している単語数は1200だそうです。言語材料の内容はまとめるには盛り沢山過ぎでしたが、「単語を除いてもう困ること殆どないんじゃないか?」っていうくらい充実しています。

ただ、年間140時間でどこまで行けるんだろうかという問題はありそうですが・・・

高校

さて、次は本命の高校です。リンク先はPDFです。

高等学校学習指導要領解説外国語編英語編

ここに書いてあることできたらもう英語の勉強いらないんじゃないかっていうくらいにガッツリですし、最近の英語学習ブログとかに書いてある学習のエッセンスもほぼ書かれています。ちなみにこの文書の中に「単語」という言葉は2回しか書かれていませんでした。むしろこれを参考にして勉強してもいいんじゃないでしょうかね?

高校までバッチリできていれば、その人の地力としてはIELTS6.5なんかすぐ行くんじゃないのっていうくらいあります。単語さえあればもうあとはどうにでもなりますね。

単語数で見る英語のレベル

さて、教育の内容としては「高校までやっていれば英語の知識はほぼ網羅しているし、ここから先は専門で研究している人の領域なんじゃないか」というところまで行きましたが、では単語数です。

日本の子供はどのくらいの単語を覚えるのでしょうか?中学校の指導要領では1200単語となっていましたが、これを正直に捉えるのも良くないので、受験生がどのくらい覚えるのかというところを書いてみようと思います。

ちなみに、中学校の1200単語は多いようですが英語を使うという観点でいうとちっとも足りません。

English Extraというサイトにズバリな記事がありましたので、リンクします。

高校入試の英語、単語数はどれくらい覚えればいいのか?

こちらの記事では、中学校で学ぶ1200単語+1000単語という数字を提示されています。大体2500単語あれば高校入試では不自由しないであろうということでした。

次に大学入試

[大学入試の英語、単語数はどれくらい覚えればいいのか?]{https://dct-english.com/2018/08/09/vocabulary-required-for-college-exams/}{:target=”blank”}

こちらでは4000〜6000単語というように書かれています。これは当該の記事が参考されている東進ハイスクールさんのページでも書かれているので説得力があります。

ここまでのまとめ

高校までガッツリ英語をやった人は「英語の知識はほぼ網羅しておりかつ4000〜6000単語身につけている」ということになります。

ではこの単語数というのが一体何かについて書いていきます。

単語数=できることの量

どんなものでもそうなんですが、「ボキャブラリの量が多いほどできることは増える」ということです。

コードをたくさん知っていれば音楽の表現を広げていける、日本語をたくさん知っていれば色んな本を読み解けるなどなど・・・

じゃぁ、実際に英単語の数で何ができるのかということを考えてみます。

ところでこの6000という数字はおそらく「頻出準に6000個」だと思います。

世の中の英単語の数

世の中に英単語ってそういえばいくつあるんでしょうか?6000も知っていれば大体わかりそうなものですが、大辞典になるとだいたい20万単語くらい入っているようです。6000だと全体の3%ですね。

ネイティブの単語数

Test your vocabというサイトがあってここで書いてあるのは成人したネイティブはだいたい20000〜35000単語わかるようです。6000だと4歳時の5000より多いけど8歳時の10000単語よりは少ない。

Summary of results

実際自分もたまに単語数計測とかやって10000単語くらいかなーとか行っていますがネイティブからすると8歳児なわけです。

ただ、それでもだいたい大丈夫、ということですね。

まとめると

日本の高校までの英語をガッツリやっていると英語の知識の上では足りないのはもはや単語だけ、ということですね。英文科とかに行くとまた違うんでしょうけどね。

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